日時:令和6年7月14日(日) 13時50分~17時00分(途中10分の休憩)
会場:兵庫教育大学 神戸ハーバーランドキャンパス 兵教ホール
内容:「新版K式発達検査2020を用いた発達相談と包括的支援」(3.0時間1.0ポイント)
講師:清水里美(常磐会学園大学)
参加人数:53名(兵庫支部会員35名、他支部会員18名、非会員0名)
清水里美先生から新版K式発達検査の臨床的活用、事例検討(2事例)、2020年版の新設項目について第3葉と第4葉を中心にお話をいただき、最後にまとめのお話をいただきました。
詳しくは、新版K式の特徴、実施や解釈、臨床事例の結果の解釈、基本的な考え方(不通過のときや個人差の理解)、事例検討その1(2001年版の事例から)と事例検討その2(2020年版の事例から)では、4人(3人)でのグループワークを実施し、解釈(みたて)、そこから考えられる支援についてグループで考え、全体への発表がありました。清水先生からグループワークでの解釈や支援についてご意見をいただき、とても勉強になる研修となりました。最後にまとめとして「発達検査はなぜ必要なのか」「発達検査結果を支援に生かすために」のお話で締めくくっていただきました。今回の研修は事例検討をグループワークで実施する研修のため、定員を60名と設定し、研修参加の受付を行いました。また、実際の子どもの検査結果を用いた事例を扱うにあたり事例提供者の保護者の同意と事例内容の扱いについて参加者の高い個人情報保護の意識と倫理的配慮が求められる研修となりました。