5月27日(土)13時15分~ 2017年度兵庫支部総会が開かれました。
定数172 委任状57、出席者30人に達し総会は成立いたしました。
出席していただきました皆様、委任状の提出をしてくださいました皆様、ご協力ありがとうございました。
総会は、例年通り2016年活動報告、会計報告が承認されました。次に2017年度の活動計画と予算案が示されました。また、審議事項として、今年度より、他支部からの参加の方には資料代500円をいただくことが、承認されました。その他、ポイント管理システム(SOLTI)の運用について、兵庫支部のHPの立ち上げについて、来年度規定に伴う役員の交代などの連絡がありました。
また、支部長より公認心理士の現情報について説明がありました。これにつきましては、厚生労働省のHPをご覧ください。
13時50分~16時50分 第1回資格更新研修会
「高機能自閉症スペクトラム障害とコミュニケーション」という題目で金沢大学子どもと心の発達研究センター特任教授の大井学先生に金沢からお越しいただきました。
先生は自閉症の言葉の障害やコミュニケーションの特性について多くの論文、著書を書いておられます。また、アスペの会などのアドバイザーとしての社会貢献活動もされています。
今回の研修のために23ページもの資料を用意していただきました。とても3時間で消化し切れる内容ではありませんでしたが、ビデオで自閉症の子と母親の会話を見せていただき、具体的な例をたくさん挙げていただいたので、なるほどと思うことが多くありました。先生が、会話分析をされた結果から言えることは、自閉症のコミュニケーションといっても、状態はバラバラで個人差がかなりあるので、型通りにはいかない。ケースケースで対応するしかないのだそうです。しかし、その特徴を理解し、間に入って説明や調整をしてくれる人がいたら、トラブルになるのを回避できることも多いそうです。(なぜ、彼らはそのような表現をするのかという背後がわかる人)私たち臨床発達心理士の役割であると思いました。
また、先生は、簡単に子どもの語用論の障害を評価するツールとしてCCC-2の日本語版を作成されましたので、利用されたい方は日本文化科学社へ問い合わせてください。
次回は、11月11日(土)会場は武庫川女子大学です。内容は未定です。
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