11月11日(土)13時30分から16時30分 武庫川女子大学にて兵庫支部第2回資格更新研修会が開かれました。
研修内容は、「学校におけるソーシャルワークとは」という題で、武庫川女子大学文学部
心理・社会福祉学科、半羽利美佳先生にお話をしていただきました。先生はミシガン大学大学院でソーシャルワークを勉強され、関西スクールソーシャルワーク研究会を立ち上げられました。現在も大学教員をされながら、スクールソーシャルワーカーとしてもご活躍されています。最近になってやっと「スクールソーシャルワーカー」の仕事が認められ、国の施策でも1万人の増員が決まったようです。講義は、スクールソーシャルワーカーの職務内容を丁寧に教えていただきました。事例では、家族の関係や支援の流れが図で示され、「スクールソーシャルワーカー」がどのように関わり、支援につなげていくかという道筋がよくわかりました。また、子どもたちを支えるしくみとして、教員、SC(スクールカウンセラー)、SSW(スクールソーシャルワーカー)の役割、立ち位置、関わり方の図からも、チームとして連携をしながら、それぞれの得意分野で役割を担っていくことの大切さがわかりました。
また先生は「スクールソーシャルワーカー」として不登校の生徒に関わる中で、学校の先生がよかれと思ってやっていることが、うれしい人もいるけれど、「勝手に決められている」「私の気持ちを何もわかっていない」と聞くこともよくあるそうです。その一例として「智の物語」「仁の物語」を紹介していただきました。時間の都合で「智の物語」しか見れませんでしたが、教師にとっては身につまされるものでした。しかし、「スクールソーシャルワーカー」の方が生徒の気持ちを代弁し、支援の場につないでくださっているのをみると、教師がすべてを背負い込まなくてよいという気持ちにもなりました。
インターネット上でもUPされています。「智の物語」「仁の物語」と検索してください。
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