兵庫支部第3回資格更新研修会が開かれました。
兵庫支部 49人 他支部 6人 の参加でした。
研修内容は、「臨床事例や評価研究から見た犯罪・非行の実態」と題して兵庫教育大学の遊間義一教授にお話しいただきました。
先生は法務省に勤務され、少年犯罪に関わって、多くの少年院の子どもたちと話をして
こられました。平成26年のデータでは、14歳~19歳人口718万人のうち検挙され、少年院に送致されるのは1万人で全体の0.13%くらいだそうです。この数字だけを見るとこの人たちは、非常にコアな人だと思われますが、決してそうではないという説明でした。その理由は、なぜ犯罪に至ったかを一つひとつ丁寧に見ていくとわかるそうです。
いくつかの事例を挙げて説明していただき、誰にでも起こりえるということが、よくわかりました。後半は、犯罪を繰り返す(可能性の高い)人たちを作らないようにするためには、少年の段階での働きかけが重要であるということを学びました。少年段階で改善すれば犯罪の全体量を大きく減少させることに繋がるというものでした。
その要素として、愛着の形成と仕事がポイントになるということで、人に愛され必要とされて、生活が安定しているという人間として当たり前のことが大事であることがよくわかりました。
重要なお知らせ
次回の研修会は、5月19日(土)兵庫教育大学ハーバーランドキャンパス
で行います。前回お知らせから日時場所が変更になっております。
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