日時:令和元年5月12日(日)
13時15分から13時45分
場所:神戸市教育会館 6階 大ホール
会員数177名 委任状45名、出席者46人に達し総会は成立いたしました。
出席していただきました皆様、委任状の提出をしてくださいました皆様、ご協力ありがとうございました。
総会は、平成30年度活動報告(平成30年度の兵庫支部総会、資格更新研修会の開催、役員会の開催)、決算報告が承認されました。
続いて、令和元年度活動計画(案)及び予算(案)、兵庫支部規約 第10条(役員、選出方法、任期)の改定が示されました。
最後に「兵庫県における公認心理師地方職能団体設置に関する情報・意見交換会」について、情報・意見交換会の開催と現在出席している団体の報告がありました。
令和元年度兵庫支部研修会
第1回資格更新研修会(1区分)
日時:5月12日(日)13時50分から16時50分
場所:神戸市教育会館 6階 大ホール
参加者:兵庫支部 53名 他支部 13名 合計66名
先生は臨床発達心理士SV(京都支部事務局長)、公認心理師、学校心理士SV、ガイダンスカウンセラーなどの資格をお持ちで、中学校の社会科教員と特別支援学校で教鞭をとられ、特別支援学校においてSCERTSモデルを適用した実践から、現在は教育大学や保育士養成校の非常勤講師をしつつ、SCERTSモデルの研修、保育や子育てに関わる支援者への支援等を行なっておられます。昨年度は東京都の特別支援教育巡回心理士も担当されていました。多くの学会発表と研究論文を書いておられます。
詳しくは、SCERTS研究会・西ブランチ(https://scerts-west.com)、保育子育てアドバイザー協会関西(https://www.hk-kansai.net/)、ふれあいペアレントプログラム推進研究会(http://fureaipp.main.jp)をご覧ください。
今回の研修のために107枚のパワーポイントをご用意していただきました。「自閉症教育の現在とSCERTS開発の背景」「SCERTSモデル 構成と理念」「立場と特徴」「『自閉症のある』児童への支援」の内容についてのお話がありました。
「自閉症教育の現在とSCERTS開発の背景」では、SCERTSモデル、EBP(エビデンスベーストプラクティス)のお話でした。「エビデンスのある方法≠エビデンスベーストプラクティス」や「自閉症である前に一人の子どもである」ということから実態に応じた方法(エビデンスのある)の取捨選択の内容でした。
「SCERTSモデル 構成と理念」では、扱う領域として「Social Communication」社会的コミュニケーション、「Emotional Regulation」情動調整、「Transactional Support」交流型支援、開発の背景、3つの段階(社会パートナー段階、言語パートナー段階、会話パートナー段階)のそれぞれのお話でした。
「立場と特徴」では、「すべての子に有効な方法はない」というお話が印象に残りました。また、「SCERTSモデルは、他のアプローチや方略に排他的ではない」ことで、様々な分野の知識・技術を尊重し、チームアプローチとしても最も機能するようにデザインされているもので、「OS」と「アプリ」の関係でいうと、「OS」の基本ソフトはSCERTS、「アプリ」の応用ソフトは様々なエビデンスのある技法や方略というお話でした。さらに多様な次元の連続体を仮定することは、子どもに対するプログラムのより卓越した柔軟性と個別化を可能にするというお話でした。
「自閉症のある児童への支援」では、ASD児へSCERTSモデルを適用した多くの事例のお話でした。実態と支援方法、その結果など大変詳しくお話をしていただきました。
最後に「効果的な介入技法」の「使い方」の功罪で、「構造化」で見えない檻を作るお話、誰のために行動変容するのかのお話では、効果的な介入方法の適用について考えさせられる内容でした。これまでの自分自身の支援を振り返ることのできるお話でした。
◎第2回資格更新研修会(1区分)の開催のお知らせ
日時:令和元年11月30日(土) 13:30〜16:30
場所:神戸市教育会館大ホール(〒650-0004 兵庫県神戸市中央区中山手通4丁目10−5)
内容及び講師:未定
(決まり次第、兵庫支部のホームページ及び電子メールでお知らせします)
◎兵庫支部からのお知らせ
研修会のお知らせは全てメールとホームページでのお知らせのみとなっております。メールアドレスを変更された場合には、臨床発達心理士認定運営機構ホームページにあります資格情報管理システム<SOLTI>から変更手続きをしてください。
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