2017年2月19日日曜日

第3回兵庫支部資格更新研修会の報告

2月18(土)武庫川女子大学中央キャンパスで13:30~16:30第3回資格更新研修会が開
かれました。

兵庫支部44名、他支部10名の方が参加してくださいました。
大阪、奈良、京都、東京、東海からの参加がありました。

兵庫支部研修会は、他支部の方も申し込みなしでご参加いただけますので、どうぞ気軽に
いらしてください。
H29年度の研修日 5月27日(土) 第1回総会研修会 神戸市教育会館 内容未定
             11月11日(土)第2回研修会 場所・内容未定
        H30年2月24日(土)第3回研修会  場所・内容未定

  研修内容 「認知機能の定型発達と非定型発達」 
         子安増生氏(甲南大学特任教授)
   
 子安先生は昨年京都大学を定年退職されましたが、長年にわたり、発達心理学の
展に力を尽くされました。現在は甲南大学の特任教授、一般社団法人日本心
学会合理事長、一般社団法人日本心理研修センター副理事長として活てお
ます。
 今回の研修のテーマは「認知機能の定型発達と非定型発達」でした。前半は乳児
 期から老年期までの各期の発達的特徴を押さえる発達心理学の基礎的な事項につ
 て詳しく説明していただきました。「心の理論」の発達の中で、年長児の「ニュー
 デール政策」という先生が名前をつけられた実験は興味深いものでした。後半は非
 定型発達について研修しました。特別なニーズを持つ子どもたちが、診断基準や障
 害名が変化しても、名前や呼び方でなくどのような支援が受けられるかが大切であ
 るということがわかりました。最後の20分程はこれまでの少年犯罪を例に「心の理
 論」と「共感性」の問題に焦点を当てて考えていきました。それによると、犯罪を
 犯した少年少女たちは、認知的な「心の理論」は獲得していたが、感情的な「共感
 性」が乏しく、残虐性が麻痺しているということが共通する一つに挙げられるとい
 うことでした。共感する能力を高めるためにどのような教育や支援が必要なのか先
 生のお考えをお聞きしたいところでしたが時間となってしまいました。またの機会
 に認知的な「心の理論」と「共感性」のお話をしていただきたいと思いました。

先生が委員をされている公認心理師カリキュラム等検討会についての最新情報は、厚生労働省
以下のHPです。










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